METHOD STORIES
宿曜占星術
月の通り道に、27の「宿」。生まれた日を、月と暦の物語につなぐ占いです。

月の宿を、誕生日の目印にする
「宿」は、月が通る空の区分を宿る場所に見立てた言葉です。宿曜占星術は、こうした月の区分と暦を背景に、生まれた日や日取りなどを読む占いです。夜空を巡る月に、いくつもの停留所があると想像すると親しみやすくなります。
この診断では、旧暦の月と日を27宿の表に当てはめて「本命宿」を求めます。生まれた瞬間の月の位置をそのまま測る方式とは区別される、暦に基づく読み方です。
インドから中国を経て、平安の日本へ
背景にはインドの天文学・占星術があり、中国で仏教の経典に取り入れられた『宿曜経』が、日本への伝来で重要な役割を果たしました。空海が806年の帰国時に持ち帰った経典の一つとして知られています。
平安時代には宿曜道を用いる「宿曜師」が活動し、『源氏物語』にも宿曜で占う場面が登場します。昔の宿曜道は、惑星や日食・月食の占いも含む広い体系でした。現在よく見かける27宿の誕生日分類と、すべてが同じ範囲ではありません。
27宿と28宿、そして旧暦の違い
月の区分には27宿と28宿の伝統があります。この診断が使うのは27宿です。さらに、旧暦をどう作るかによっても日付の対応が変わることがあります。宿の名前だけでなく、「どの暦で、何宿の表を見るか」までが一組の約束です。
ここでは日本時間を基準に旧暦を自動計算するので、利用者が旧暦の誕生日を調べる必要はありません。旧暦の日付の境界を確定できない場合は、その理由を結果に表示し、他の占いで診断します。
この診断で使う範囲と、詳しい計算方法
このサイトで扱う範囲
生年月日から日本時間基準の旧暦へ自動変換した27宿の本命宿
生年月日から旧暦の月・日・閏月を自動計算し、27宿の表で本命宿を求めます。28宿とは異なります。日本標準時(UTC+9)で新月の日を月初とし、二至二分と中気から月・閏月を決める暦法を採用します。入力した生年月日の日付を対応させる方式で、出生地の時刻を日本へ移した日付ではありません。対応範囲は1900〜2032年。現在の日本に公的な旧暦はなく、2033年の規則の矛盾や日付の境界を確定できない場合は使いません。中国の暦を日本旧暦とみなして代用しません。他人との相性を理由に関係を断つよう勧める機能はありません。
暮らしの言葉へのつなぎ方
計算した分類を、「集中」「整える」「つながる」などの中立な行動テーマへ、当サイト独自の編集ルールで結びつけます。性格の優劣や未来の確定ではありません。今の関心も重ねて、日常で試せる選び方を提案します。
計算の流派:jst-new-moon-four-seasons-repeat-leap/3
参考資料を読む
- 白井正『空海とホロスコープ占星術』・あすとろん第2号(別タブで開く)
京都大学花山天文台掲載/あすとろん第2号・20–24ページ
806年の『宿曜経』の伝来と、平安時代の宿曜道を参照。古い宿曜道全体と現在の27宿表は区別する。
資料確認日:2026-10-07。歴史と伝統の説明を参考に、当サイトの言葉でまとめています。