METHOD STORIES
インド占星術
太陽だけでなく、月の巡りにも目を向ける。インドの星と暦の学びから、ひとつの視点を。

星と暦を組み合わせる、幅広い占い
インド占星術は、星の配置、月の区分、時の巡りなどを組み合わせる幅広い伝統です。「ジョーティシャ」という星の学問の歩みと関わり、暦や日取り、出生時の図を読むさまざまな方法が受け継がれてきました。
その広い体系から、この診断は「ティティ」という月と太陽の角度差に注目します。新月から満月、そして次の新月までの巡りを、30の区間に分ける目盛りです。月の満ち欠けの時計を眺めるような入口になります。
天体を観測し、暦を作る営みとともに
インドの暦には長い歴史があり、地域や文化ごとに多様な仕組みが育ちました。月と太陽を組み合わせる太陰太陽暦では、月の区切りや季節の調整が大切になります。星を読む学びも、こうした時間を知る営みと結びついて受け継がれました。
19世紀後半には、サンスクリットの星の学問がヒンディー語訳とともに広く出版されていたことが研究されています。古い知識が、読み手の言語や暮らしに合わせて伝え直されてきた占いでもあります。起源の年を一つに絞るより、多くの時代と地域の重なりとして紹介しています。
月の1日は、24時間とは限らない
ティティは、月が太陽に対して12度進むごとに一つ進みます。月の動きは一定ではないため、その長さはいつも24時間にはなりません。朝に暦の日付が変わる感覚と、空の角度で時間を区切る感覚の違いが見えてきます。
この診断は、出生時の角度差を求める方式です。インドの暦で日付にティティを割り当てる際の日の出基準や、すべての出生図を計算することとは分けて扱います。
この診断で使う範囲と、詳しい計算方法
このサイトで扱う範囲
出生時のティティ(月と太陽の黄経差)
インド暦の要素であるティティを、月と太陽の実黄経差を12度ずつに分けて計算します。生年月日の時間幅に区切りがある場合は候補を示し、統合には使いません。Lahiri方式の星座・ナクシャトラ・出生図・ダシャーは別の範囲であり、この診断では計算しません。
暮らしの言葉へのつなぎ方
計算した分類を、「集中」「整える」「つながる」などの中立な行動テーマへ、当サイト独自の編集ルールで結びつけます。性格の優劣や未来の確定ではありません。今の関心も重ねて、日常で試せる選び方を提案します。
計算の流派:geocentric-tithi/1
参考資料を読む
- Charu Singh, Genres of Prediction: Astrology Between Sanskrit and Hindi Print in Colonial North India(別タブで開く)
ケンブリッジ大学・科学史科学哲学部門/2017年の研究発表
19世紀後半のサンスクリット・ヒンディー語出版と、星の学問の受け継がれ方を参照。
- Calendars and Their History・Indian Calendar(別タブで開く)
NASA・Astronomical Almanac補遺からの掲載/Astronomical Almanac補遺の暦解説
第5節のインド暦史と、月・太陽の角度差12度によるティティを参照。
資料確認日:2026-10-07。歴史と伝統の説明を参考に、当サイトの言葉でまとめています。