METHOD STORIES
西洋占星術
生まれた瞬間の空を、一枚の地図に。おなじみの12星座は、その地図の入口です。

空の地図から読む占い
西洋占星術は、生まれた時の太陽・月・惑星の位置を図にして、その組み合わせを読む占いです。この図をホロスコープと呼びます。時計の文字盤のような円に星を置き、「どの場所に、どんな星があるか」を眺めます。
「私はおひつじ座」という言い方は、一般には生まれた時の太陽が入っていた区画を指します。太陽以外の星や、生まれた時に東の地平線から昇っていた区画まで読むと、同じ太陽星座にも違う組み合わせが生まれます。
古代の星読みが、翻訳を重ねて届くまで
背景には古代メソポタミアの星を読む文化があり、地中海世界で天文学やさまざまな占いの伝統と結びつきました。2世紀のプトレマイオスが書いた『テトラビブロス』は、その歴史をたどれる代表的な古典です。
この本はアラビア語へ、さらにラテン語へ翻訳され、ヨーロッパで読み継がれました。いま身近な星占いの背後には、遠い土地の知識を訳し、書き写し、読み直してきた人たちの積み重ねがあります。
12星座は、季節の円でもある
この診断の「トロピカル方式」は、春分の位置から空の円を12等分する考え方です。夜空に見える星座の輪郭と、占星術の12区画は同じものではありません。おひつじ座を春分の始まりに置く、季節の時計として眺めると分かりやすくなります。
この診断で使う範囲と、詳しい計算方法
このサイトで扱う範囲
トロピカル方式の太陽星座
生まれた時に地球から見た太陽の黄経を計算し、12の星座に分類します。生年月日だけの場合は、その日にありうる時刻の幅を調べます。星座の境目に当たる時は、ひとつに決めず候補を表示します。月星座やアセンダントを計算した結果ではありません。
暮らしの言葉へのつなぎ方
計算した分類を、「集中」「整える」「つながる」などの中立な行動テーマへ、当サイト独自の編集ルールで結びつけます。性格の優劣や未来の確定ではありません。今の関心も重ねて、日常で試せる選び方を提案します。
計算の流派:tropical-sun/1
参考資料を読む
- 白井正『空海とホロスコープ占星術』・あすとろん第2号(別タブで開く)
京都大学花山天文台掲載/あすとろん第2号・20–24ページ
806年の『宿曜経』の伝来と、平安時代の宿曜道を参照。古い宿曜道全体と現在の27宿表は区別する。
- Ptolemy, Tetrabiblos — Editor's Introduction(別タブで開く)
シカゴ大学掲載・F. E. Robbins訳/1940年版
2世紀の著者、アラビア語・ラテン語への翻訳と写本の伝承を参照。
- Ptolemy, Tetrabiblos — Book I, §§ 4–24(別タブで開く)
シカゴ大学掲載・F. E. Robbins訳/1940年版
第11節の春分・季節による区分、第12節の星座の象徴分類を参照。
資料確認日:2026-10-07。歴史と伝統の説明を参考に、当サイトの言葉でまとめています。